加治屋蓮 投手
1991年11月25日生まれ、宮崎県出身。
宮崎県立福島高校卒業後、JR九州に入社。
2013年ドラフト1位で福岡ソフトバンクホークスに入団する。
一軍初登板はプロ入り3年目の2016年。
2018年には中継ぎの一角に食い込み
球団記録となるシーズン72試合に登板。
チームの日本一に貢献する。
2019年は故障もあり調子を崩し登板数は30試合。
2020年は一軍登板がわずか6試合。
2020年オフ戦力外。
正直戦力外通告された選手の中では、
一番意外だったのが加治屋。
ドラ1だし、2年前の日本一の戦力だし、
もう一年は様子を見るかと思われたが非情ともいえる戦力外通告。
ただ、これは前にも書いたが、新戦力を入れたら入れた人数だけ
選手はクビにしなくてはいけない。
支配下の人数は70人と決まっているのだから当然の原理。
「来季のホークスは支配下選手を85人にします!」
これがまかり通るならクビにならなかったかもしれないけど。
若手が伸びてきて中堅も脂がのってきている。
今のホークスの戦力状態はとても良好。
だからFA戦線に目も向けないし、トレード話も今のところ出ていない。
その中で新戦力の人数分、戦力外にしなくてはいけないわけだから
球団も、迷って迷って迷った挙句の決断だったことは
メンバーを見てもわかる。
加治屋に関しては環境が変わればまだまだやれる可能性がある。
そう思っていたら阪神タイガースへの入団が決まった。
阪神といえば昨年もホークスを戦力外になったスアレスを獲得した。
スアレスは2016年ホークスに入団。
速球を武器に
2016年は58試合に登板し26ホールドを挙げるも、
故障もあり17年は登板ゼロ。
18年11試合、19年9試合の登板でホークスを戦力外。
今季阪神に入団すると、51試合登板しクローザーとして25セーブを挙げ
最多セーブ投手のタイトルを獲得した。
スアレスは160キロを投げても打者に打たれることが多く、
パワーピッチャーが多いパリーグでは通用しなかったが
阪神ではクローザーとして活躍した。
そう考えると、加治屋も環境が変わることで
再びブレイクする可能性だって残されている。
来季仮にホークスに残っていたとしても、
今の戦力と年齢的なことを考えるとチャンスがなかった可能性もある。
「タイガースに移籍してよかった」
来季のシーズンオフに加治屋からそんなコメントが聞かれることを期待したい。
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