ソフトバンクホークス惜別2020(9)田城飛翔

田城飛翔 外野手

1999年3月19日生まれ、神奈川県出身。

八戸学院光星高校では甲子園に2度出場。

2016年育成ドラフト3位で福岡ソフトバンクホークスに入団する。

3シーズン目の2019年。ウエスタンリーグで112試合に出場。

108安打を放ちリーグ最多安打とビッグホープ賞を獲得する。

更なる飛躍を期待された2020年だが、37試合出場打率.200と前年を下回る。

2021年も育成契約を打診されたが辞退し、契約解除。

トライアウトの末、大阪オリックスバファローズに育成で入団することが決まった。


2019年、田城が二軍でガンガン打ちまくっているニュースは、いつも見ていた。

この年、相次ぐ外野手の戦線離脱で、一軍の外野を守る3選手がいずれも内野手登録という非常事態の時もあった。

他球団からの補強、または育成からの昇格もという報道もたびたびあり

その都度名前が挙がっていたのは田城だった。

実際2019年の田城は主力として打率3割台。

いつ上がってもおかしくはなかったと思うんだが、

支配下を勝ち取ったのは同じ左打の外野手コラスだった。

もしも・・・これはあくまでももしもの話だが、

田城が右打ちだったら昇格のチャンスはあったかも。

もちろん左打でこの数字を残しているのだからこのもしもは不要なもしもだけど、

2019年の前半、右打ちの外野手が真砂しかいなかったことを考えると

チャンスはあったかもなぁと思ったりする。

4年目の今季は結果を残せず5年目の育成契約を蹴り、トライアウトへ。

戦力がベテランから若手まで詰まっているホークスの外野手にいるより

他球団でチャンスを!と考えるのもわかる。


同期の育成入団・長谷川が4年目の今季、ヤクルトの中継ぎの一角で活躍したのを見ているだけに余計そう思うだろう。


ホークスは選手層が厚い。

ほかの球団ならレギュラーを獲れる選手が控えや二軍でゴロゴロいる。


これよく言われることだけど、選手層が厚いのと他球団に行ったら活躍するがリンクしていないのも正直なところだ。


田城同様育成再契約の打診を断って他球団に行った選手は何名かいる。


2012年から4年間ホークスに在籍した白根は、2015年オフ育成契約を断り

トライアウトを経て横浜DeNAベイスターズに入団。

一軍入りを果たしたが3シーズンで出場は15試合に終わり2018年に戦力外となり現役を引退した。

2016年ホークスに入団した茶谷は、2018年戦力外。翌年からの育成契約の誘いを断り千葉ロッテマリーンズに育成で入団。その後支配下登録。

2020年は31試合に出場したものの16打数1安打。


ちょっと書き方が意地悪かな?

白根も茶谷も将来が期待された選手であったが一軍入りのチャンスはなく(茶谷は1試合のみ)、育成としてホークスに残るよりも他球団で!と新たな道を切り開いたが残念ながら大活躍とは至っていない。


元ホークスで移籍した選手だと投手は活躍するケースが多いが野手は・・・

今年の福田秀平もね。


昨日のTBSテレビ「戦力外通告」にも出演した田城。

中村晃に「バットコントロールは素晴らしい」と褒められたバットで

まずはオリックスでの支配下枠を勝ち取ってほしい。







毎日ソフトバンクホークス~北のホークスファン~

北海道生まれ北海道育ちのホークスファン歴40年。 ホークスが好きすぎて、1999年仕事退職後、2ヶ月福岡に滞在し、王ホークスの胴上げを福岡ドームで見る。現在札幌で広告代理店を運営。雑誌、ラジオ番組などにホークスファンとしての執筆、出演も。 【ホークス関連の主なメディア歴】 ・野球太郎・スポーツノッチェ・別冊宝島・ホークス歌の応援団(RKB毎日)・カムズ北見・アルバイト十勝他

溝手孝司

札幌在住。
劇団⇒ラジオパーソナリティ⇒タウン誌ライター⇒放送作家⇒フリーペーパー編集長などを経て2011年、広告代理店(株)ユータスネットを創設。
創設と書いたらなんかカッコいいが、社員ゼロ、一人社長の札幌一小さい広告代理店です。

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