シーズンも大詰めに迫り、タイトル争いも態勢が決まり始めている。
打撃タイトル、投手タイトルなど数字で見えるタイトルはシーズン終了で分かるが
その後の
MVPや新人王、ベストナインやゴールデングラブ賞などをシーズン終了後に決定する。
MVP、新人王、ベストナインに関しては
数字、優勝チームへの貢献度などに直結するが
選考過程があいまいなのがゴールデングラブ賞である。
ゴールデングラブ賞は、守備のベストナイン。
守備の旨い選手に与えられる賞であるが
その基準が正直分かりにくい。
野手タイトルの中に
捕殺や失策率のようなタイトルがあるわけでもなく
ゴールデングラブ賞についてはシーズン通しての守備力というより印象度の部分が強いと思う。
たとえば過去には高木豊が守備率の日本記録を作った1997年に選出されなかったり(正田が選出)、
2005年には外野手で選出されたSHINJOが「今年の自分はこの賞を選ばれるほど活躍していない」といった旨の発言をしたり、
特に一塁手の選考に関しては出場試合数や知名度の高い選手が選ばれてるんじゃないのという意地悪な見方もできてしまう。
そんなゴールデングラブ賞。
ソフトバンクからは松田と今宮が2014年から3年連続受賞中。
柳田は14.15年と受賞している。
で、タイトルの件。
中村晃である。
以前は一塁と外野の併用が多かったが、今年はほぼ外野。
そしてその守備範囲の広さは、投手を助け、そしてファンを沸かせる好プレーを連発する。
内川が怪我をして攻撃重視のオーダーと考えた場合、
中村を一塁に回した方が良い気もするが
工藤監督も外野手・中村の守備力の評価が高いのであろう。
先ほども書いたがゴールデングラブ賞には、
数字的なものの評価がないので、選考過程が難しく
印象度の高さが目立ってしまう。
昨年で言うと、首位決戦の最終回にファインプレーをした陽が受賞したのもそれだと思うし、
外野手だと強肩、俊足、守備範囲の広い選手が受賞しやすい。
中村はとてつもない俊足というわけでも強肩というわけでもない。
おそらく世間的の評価でも
ソフトバンクの守備の旨い外野手といえば
柳田、福田、城所
あたりをあげる人が多いと思う。
ソフトバンクの試合を多く見ている私からすると
今宮同様中村は守備で飯の食える男である。
是非とも中村晃には、ゴールデングラブ賞のタイトルを獲ってほしい。
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