ホークス助っ人列伝2~パリーグの渡り鳥・ペーニャ~

ペーニャ

本名は、ウィリー・モデスト・ペーニャ・グティエレス。

顎ひげを蓄え、丸太のように太い腕。

見るからに大きなあたりを打ちそうな反面、

三振も多そうだな。

これがペーニャを見た第一印象だった。

2011年12月

シアトルマリナーズをFAになったペーニャは

福岡ソフトバンクホークスに入団した。

一年目は130試合に出場し打率.280、21本塁打。

予想通り三振も130と多かったが、

見かけによらず意外と俊足。

愛嬌があり、応援したくなる選手だった。

この年はオールスターに出場し、DHでベストナインにも選出された。

しかし翌2013年は戦力にならず5月に二軍落ち。

この年入団したラヘアと共に助っ人が期待を大きく裏切りチームはBクラス。

この年のオフ、イデホ、ウルフ、スタンリッジ、サファテと

外国人の大補強をするきっかけになったのは、言うまでもない。

私個人的にソフトバンク時代のペーニャで一番印象に残っているのは

ウエスタンリーグ。

ナゴヤドームの中日戦。

この試合、スタメンを外れたペーニャは、

イニング替りのレフトの選手とのキャッチボールに進んで参加。

こういうのって若手選手がするものだが、ベンチからさっそうと走って出て

キャッチボールをするペーニャが印象的だった。

この年、一軍出場僅か55試合。1本塁打のペーニャはシーズンオフに解雇。

14年はオリックスに移籍した。

この年はソフトバンクvsオリックスの熾烈な首位争い。

ヤフオクドームの最終戦。

同点で迎えた10回表オリックス二死満塁でバッター・ペーニャ。

一打出れば試合が決まる怖い場面で

初球をカキーンと打ち上げショートへのファールフライ。

ペーニャありがとー!!その裏松田のサヨナラヒットでソフトバンクは優勝した。

この年のペーニャは140試合に出場し32ホームラン。

最後まで本塁打王争いを繰り広げる活躍も、

優勝を逃すと消化試合に出場させてもらえず(タイトルがかかっていたのに)

シーズンオフに解雇される。

続いて2015年にペーニャが入団したのは東北楽天イーグルス。

125試合に出場し打率.268、17本塁打40打点。

オリックス時代のような活躍は見せられずこのオフ楽天を解雇。

翌年はMLBに戻りたしかメキシカンリーグにも在籍していたはずだが

1年空いて2017年6月。

最下位を走る千葉ロッテマリーンズが、大砲を求めペーニャに接触。

2シーズンぶりにペーニャがパリーグに帰ってきた。

ロッテでは70試合に出場し打率.250も15本塁打。

来季の残留が決まった。

そこそこは活躍するが大活躍は至っていなく、

成績にむらがあるのも確か。

しかし

ソフトバンク、オリックス、楽天、ロッテと

北は東北南は九州まで

パリーグばかり4球団で主力として活躍。

来季のロッテでも活躍次第だが、

個人的には西武と日本ハムのユニフォームを着たペーニャも見てみたい。

パリーグ全球団でプレーした選手なんて、今までいたかな?



毎日ソフトバンクホークス~北のホークスファン~

北海道生まれ北海道育ちのホークスファン歴40年。 ホークスが好きすぎて、1999年仕事退職後、2ヶ月福岡に滞在し、王ホークスの胴上げを福岡ドームで見る。現在札幌で広告代理店を運営。雑誌、ラジオ番組などにホークスファンとしての執筆、出演も。 【ホークス関連の主なメディア歴】 ・野球太郎・スポーツノッチェ・別冊宝島・ホークス歌の応援団(RKB毎日)・カムズ北見・アルバイト十勝他

溝手孝司

札幌在住。
劇団⇒ラジオパーソナリティ⇒タウン誌ライター⇒放送作家⇒フリーペーパー編集長などを経て2011年、広告代理店(株)ユータスネットを創設。
創設と書いたらなんかカッコいいが、社員ゼロ、一人社長の札幌一小さい広告代理店です。

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