先発
中継ぎ
抑え
投手の適性で決めるのが勿論だが
チーム事情で配置されるケースも多い。
数年前のソフトバンクなら
ルーキーイヤーに武田が先発に割り込むなどチャンスもあったが
いまは先発が豊富。
来季のソフトバンク若手陣は
中継ぎで実績を出したものが先発のチャンスを掴む。
そのような発言を先日工藤監督がしていた。
中継ぎから先発へ。
今年の成功例は、石川柊太。
2013年育成ドラフト1位でソフトバンクホークスに入団した石川は、
2016年7月に支配下登録。
今季4月4日に中継ぎデビューを果たすと、
5月16日には初ホールド。
5月31日には初先発初勝利を飾った。
先発で6勝したものの夏以降はチーム事情もあり中継ぎへ。
シーズン後半だけで2勝を挙げただけでなく、
クライマックスシリーズ、日本シリーズと合わせて3勝を挙げた。
通算成績は34試合8勝3敗1ホールド
契約更改では昨年の500万から6倍の3000万円で契約。
一軍の戦力として、十分すぎる活躍を見せた。
育成⇒中継ぎ⇒先発
といえば2010年育成ドラフト4位の千賀滉大。
2012年支配下登録され、一軍デビュー。
2013年には中継ぎで51試合に登板。
17ホールドを挙げオールスターにも選出された。
その後ケガに悩まされたが、2015年。先発で一軍復帰。
2016年は25試合登板全てが先発で12勝。
今年はWBCで活躍し、シーズンも13勝。
2011年270万円で入団した年俸もグイグイ上昇し、
1億2500万円で契約。
ルーキーイヤーの年俸より46.29倍の大幅アップを勝ち取った。
2010年育成の千賀
2013年育成の石川
3年ごとに育成選手が、中継ぎから先発として活躍している中
次に期待したいのは2016年育成2位の長谷川宙輝。
今季は三軍で17試合3勝4敗1セーブ。
二軍では3試合3イニング投げて自責点ゼロ。
同僚や指導者、OBらの好評価発言がたびたびメディアに掲載されているが
特に注目を浴びたのはクライマックスシリーズ前の一軍選手の調整のために行われた紅白戦。
ここで2イニングを投げて1失点。
江川にホームランを打たれたものの存在感をアピールした。
いま一軍の左腕先発は和田のみ。
中継ぎにしたって左投手は何人も欲しいところ。
まずは支配下登録を勝ち取って、
千賀、石川に続く
育成⇒中継ぎ⇒先発の道を掴んで欲しい。
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