平成ホークス30年私的観戦ベストゲームス
第3位
2003年9月23日
福岡ダイエーホークスvs西武ライオンズ
1999年、2000年と連覇を果たしたダイエーホークスだったが、
2001年は近鉄、2002年は西武が優勝し2年連続2位。
3年ぶり優勝を狙った2003年は、西武とのデッドヒートの中、
9月マジックがつき、1つまた1つと優勝へ近づく。
9月中盤に入って西武がズルズルと連敗。
この時点で4ゲーム差でマジック5。
この試合を勝てばマジック3で優勝はほぼ決まり。
敗れればゲーム差が3に縮まってしまう。
そんな秋分の日の大一番を、福岡ドーム一塁側内野席で観戦しました。
ホークスの先発は杉内。
試合は2回裏、城島のホームランで先制。
しかし4回和田に一発を浴び1-1の同点に。
チャンスは作るものの点を獲れない。
イライラとした試合の均衡を破ったのは7回裏。
満塁のチャンスに城島が!!!
と書いたら2本目のホームラン???
と思うでしょうが、犠牲フライです(笑)。
そして後続が続かず、この1点どまりで2-1。
8回からは篠原が出てきて2安打されてピンチも併殺で切り抜ける。
篠原はいい時と悪い時の差がはっきりしていて、
この日は悪い時の篠原だったな。見てて心配な感じ。
なのに9回も篠原が登板。
大丈夫かぁ…と思ったら先頭の高波がセーフティバンド。
守備の乱れもあり、いきなりノーアウト2塁です。
高波は当時西武で一番足の速い選手。
ノーアウトだし、こりゃ1点覚悟かな・・・の時に打者は中島。
中島はファーストのファールフライ。
私がいた席の近くまで松中が追う。
その時セカンドランナーの高波を見る。
「あっ、走る気満々だ」
だけど松中は二塁に完全に背を向けている。
「まさかのファーストフライでタッチアップ???」
なぁんてほんの何秒かの間で私の脳内トークが繰りひろがれていた。
松中キャッチでワンアウト。
そして・・・
高波が走る。
難しい姿勢から松中がサードへ送球。
判定は・・・アウト!!!
おぉおぉ!!!!
大絶叫!!!
この日打つ方ではいいところのなかった松中だが、
大ピンチに守りで大きな仕事をしてくれた。
最後の打者を篠原が三振を奪い(たしか細川)
試合は2-1で勝利。
ホークスのマジックが3、ゲーム差が5に開き
そのまま勝ち進み3年ぶりのホークスの優勝が決まった。
この年、福岡ドームでは10試合ほど観戦していて
川崎、バルデス、ズレータらのバッドで勝ったり
ルーキーの和田、新垣の好ピッチングも見ているのだが、
一番の思い出は松中のあのプレー。
一塁側内野席で見ていたから、よけい印象に残っている一戦でした。
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