先日のブログに書きましたが、
福岡遠征の際、ファームの試合も観に行きました。
タマスタ筑後ではウエスタンリーグ
ソフトバンクvs阪神戦が。
その隣の第二球場では
三軍の選手が練習に励んでいました。
練習場では野村や日暮など
ルーキーや育成選手を中心に
若手が汗を流しておりました。
ウエスタンの試合を見ていたのですが、
5回を終えたところで、
第二球場を見に行くと、
育成二年目の砂川リチャードがトスバッティングをしていました。
トスをしているのが吉本亮。
1998年のドラフト1位。
10年ホークスでプレーし、
その後ヤクルトに移籍し
2011年に現役引退。
翌年からホークスのチームスタッフとなり、
2018年からは三軍打撃コーチをしている。
チラッと見て二軍の試合に戻ろう…と思っていたのですが、
この練習がなかなかハードで、思わず見入ってしまいました。
球場内はBGMが流れており、
二人の会話かはっきり聞こえはしないが、
吉本コーチの熱血ぶりが窺えた。
「お前はまだ本気を出していない」
「死ぬ気でやってないだろ」
アツい吉本コーチに対し、
ボソボソっと何を言う砂川。
ガンガン言われた後、トスバッティングを再開すると
レフト前に失速していた打球が
次々フェンスオーバー。
「今どうして打てたと思う。本気でやったからだ」
言葉にするとひじょうに拙くなってしまうが、
吉本コーチが本気で砂川に向き合っているのが伝わった練習だった。
見ている時間だけでも100球以上は振り抜いていた。
吉本自身一軍通算出場149試合54安打。
自身の経験や後悔から若手に伝えたいこともたくさんあると思う。
今日の時点で砂川は
三軍で25試合打率.310,3本塁打も
二軍では4試合ノーヒット。
あれだけのガタイとパワーがあるのだから
もっと活躍する可能性もある。
そう思うからこそ吉本コーチも炎天下の中、
アツい指導をするのであろう。
砂川リチャードよ。
悔しければバットを振るのだ。
そしてバットを振った分の成果を発揮するのだ。
あの日、二軍戦の隣の球場で
もくもくとバットを振っていた砂川リチャードが
いつかヤフオクドームで活躍する姿。
期待しています!!
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