第2回プレミア12は、日本が優勝。
2009年の第2回WBC以来10年ぶりに世界一へ返り咲きました。
福岡ソフトバンクホークスからも5選手が出場。
それぞれに存在感を示していましたが、
日本シリーズ、そしてプレミア12と
それまでその存在も知らなかった野球ファンも多くいた中、
一気に存在感を示したのが韋駄天・周東佑京。
打席に立つことなく4盗塁で大会盗塁王を獲得。
脚のスペシャリストとして呼ばれ、期待以上の活躍を見せた。
周東を初めてみたのはルーキーイヤの春。
ウエスタンの二軍戦でタダの内野ゴロを内野安打にするスピードにいきなり魅せられた。
同年、フレッシュオールスターで活躍。
7月の支配下登録も期待された(その時点で2枠空いていた)が、
ミランダ、大竹と二人の左腕が登録され支配下ならず
(結果8月以降でミランダが6勝、大竹が3勝でリーグ2位に滑り込み日本一になったので、この判断は間違っていなかった)。
オフには2019 WBSCプレミア12日本代表に選出。
そして今年の開幕前に支配下登録された。
今季は102試合に出場し25盗塁でチーム盗塁数1位。
脚で地位を掴んだ男が、世界の舞台でもその脚を魅せつけたのだ。
さて今後である。
もちろん周東の一番の武器は脚で、
内外野守れるオールラウンドプレイヤーというのも武器ではあるが、
その先。
スタメンに名を連ねるまでの選手に登り詰めることはできるか。
今季はプロ初ヒットがホームラン。
打撃練習を見ていると、大きな当たりも打っており、
覚醒すれば打って走って守れる鷹の主力選手になれる可能性もある。
脚が速い
守備もうまい
城所、福田が最後までなれなかったレギュラー定着。
周東は果たすことはできるのか。
本当は日本シリーズ終了後のキャンプで打撃練習を強化したかったそうだが、
その予定がプレミア12によって狂ってしまう嬉しい誤算となった。
来季は「代走周東」だけでなく
「スタメン周東」として沸かすことができるか。
3シーズン目の周東2020の活躍を大いに期待したい。
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