2021年の開幕まで1か月を切った中、
3月2日。福岡ソフトバンクホークスのオープン戦が開幕しました。
試合は14-2でホークスの圧勝。
序盤から中日投手陣が四球で自滅。
守備も4エラーと、勝ったというより勝たせてもらったような試合ではあった。
そもそもオープン戦は勝ち負けを重視していない。
主力選手の仕上がり具合、
若手や新戦力のアピールの場。
ここで成果を出して
レギュラー、ベンチ入りを目指すわけだが、
今年のホークスは、例年以上にその争いが激化しています。
まず野手陣。
昨日のスタメン
捕 甲斐
一 中村
二 周東
三 松田
遊 今宮
左 長谷川
中 上林
右 栗原
D 川島
昨年ケガで離脱していた今宮がこの試合から復帰。
柳田と外国人以外は、主力が揃っています。
今宮はさっそく2安打。
レギュラー復帰を目指す上林は3安打。
ベテランの長谷川、川島も共にヒットを打ち好調をアピールしました。
そして大差がついたこともありますが、
途中で一気にメンバーチェンジ。
捕 甲斐⇒海野
一 中村⇒三森
二 周東⇒牧原
三 松田⇒(栗原)⇒リチャード
遊 今宮⇒川瀬
左 長谷川⇒柳町
中 上林⇒佐藤
右 栗原⇒(上林)⇒真砂
D 川島⇒釜元
※代打・明石
無茶苦茶シビアな起用ですよね。
レギュラー陣vsリザーブ陣
しかもベンチ入りの人数を考えると、
リザーブメンバーはスタメンをアピールしながらも
ベンチ入りさえ確保されていない。
上記メンバー以外に
柳田、グラシアル、デスパイネ
が待っている。
一軍ベンチ入り野手が16人と考えた場合、
今日出場野手19人+3人
6人はベンチにも入れない。
レギュラー陣も柳田とグラシアルが入ると2人が弾かれる。
弾かれた2人が代打や守備の主力になるから…
ホント熾烈である。
そして投手陣。
すでに先週末の練習試合で登板した
石川、高橋礼、和田の3人に先発当確ランプが。
金土日に登板するだろうから、
残り3つの先発枠は火水木の登板投手になる。
昨日は笠谷が4回、杉山が3回を投げいずれも無失点。
おそらくこんな感じでしばらくはダブル先発で4~6番手先発が試される。
笠谷
杉山
武田
二保
松本
大竹
この中から3人か。
さらに調整が遅れている
千賀、東浜
外国人の
レイ、マルティネスも控えている。
中継ぎ陣も
森、モイネロ、岩嵜は当確として
枠はあと5-6。
昨日登板した川原は1回を投げ2失点。
この一回のミスが致命傷になるほど、チャンスを待つ選手が控えている。
こうやって選手を並べてみると、
10点リードしようがワンサイドゲームになろうが、
のんびりしている暇はない。
先発メンバーに
ベンチ入りメンバーに
自分が入るための敵は相手チームじゃなくて
同じベンチの中にいるのだから。
オープン戦は残り14試合。
ロッテと1試合があるほかは全てセリーグ相手という日程はいいですな。
3月26日の開幕戦。
ベンチに残るのは誰なのか。
チーム内の戦いはさらにさらに熾烈。
オープン戦も全く気が抜けませんな。
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