以前野球太郎でコラムを書いていた時、
「君はこんなもんじゃない!」という企画での執筆を打診された。
「君はこんなもんじゃない!」は、
プロでの活躍を期待されながら、殻を破りきれず、「鳴かず飛ばず」で期待を裏切り続けてしまう選手たち。
もう一歩で覚醒しそうな選手たちを紹介する企画。
ホークス担当だった私は、塚田正義を紹介した。
このブログが掲載されたのは2017年1月。
昨年のキャンプイン前だ。
プロ入りから5年で二軍での打撃タイトルは獲得しているものの
2012-2016年通算の一軍成績は
17試合 16打数2安打 1本 2打点
それが昨年は
14試合 26打数4安打 2本 2打点
どうだ!という大ブレイクではないが緩やかな自己キャリアハイを記録した。
そして今季。
相変わらずの二軍スタートだったが、交流戦から一軍入り。
5月30日の阪神戦でホームランを放つと
6月2日のDeNA戦では同点のタイムリー打を記録。
4年ぶりのヒーローインタビューでは
昨秋誕生した子供へ向け
「パパやったよー」と絶叫し、ファンの喝さいを浴びた。
昨日の時点での今季通算成績は
7試合 17打数7安打 1本 3打点
すでに安打数と打点は自己キャリア更新。
もちろんまだまだ数字を伸ばしていくことは可能だろう。
内川が欠場している今だから出番は多いが、問題は内川復帰後
工藤監督が塚田をどうしても使いたいと思わせたとき、どこで使うのか。
一塁 内川
三塁 松田
左翼 中村
右翼 上林
このいずれかに割り込むことができるのかがカギとなる。
そしてそこには
福田というライバルも。
さらに今日から明石も帰ってくる。
気の抜けないレギュラー争いの中で、着実にステップアップしてほしい。
塚田正義は、まだまだこんなもんじゃない!
0コメント