記録より記憶に残る男。
スポーツの世界でよく使われる言葉だが、
吉村裕基は、記憶に残る活躍を多くしている男だ。
2003年ベイスターズ入団。
ベイスターズでは2008年に34本塁打を放つもそこがピークで、
ベイスターズ最終年の2012年は25試合出場で2本塁打。
2013年にトレードでホークスにやってきた。
吉村の大活躍シーンといえば2014年のクライマックスシリーズ。
日本ハムとの第1戦の9回裏。
1点を追う一死2.3塁の場面でサヨナラヒット。
1塁から2塁を廻る途中でサヨナラ勝ちが決まり、
選手の手荒い祝福を避けるように外野まで全力疾走。
ヒーローインタビューでの
「本当に最高過ぎて普段あんまり走らないんですけど走り過ぎて今頭が痛いです」
には笑ってしまった。
ヒーローインタビューといえば
「勝利の美酒を飲んだ後は乗るな」
「僕はプロティンを飲みます」
も印象的だったな。
2014年のCSは4打点でMVP。
2015年も大事な場面でのサヨナラ打など勝負強いバッティングでチームを何度も勝利に導いてくれた。
逆に2016年は9回二死からファーストゴロをエラーし、逆転負け。このプレーが…ってことじゃないが大逆転優勝を日本ハムに許してしまったなぁ。
吉村のホークス最後の活躍は昨年の最終戦。
延長12回の代打サヨナラホームラン。
これが一軍のラスト出場。
今季は一度も一軍に呼ばれることなく戦力外となってしまった。
右の代打
一塁
三塁
外野
どこでも使える反面、25名のベンチ入りメンバーまでには届かなかった。
勝負強いバッティングをもう一度生かすため、
来季も現役続行を希望。
寺原同様古巣のベイスターズが興味を示しているという。
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