シーズン開幕が見えない中、
このブログもしばらく「ホークスの雑談」って感じで書いていきます。
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2018年ころから大リーグで使われた言葉・オープナー。
本来の先発投手ではない投手が先発として登板。
1イニング2イニングの短いイニングを投げ、相手打線を封じ込める。
価値もホールドもセーブもつかない存在であるホールドには、
いまだ賛否両論あり、NPBにはどうだろうという声もある。
実際昨年オープナーを多用した北海道日本ハムファイターズは、
オープナー実践日の勝率は低く、チームもBクラスに低迷した。
ホークスは先発ローテの谷間にブルペンデーとして
椎野が先発することはあったが、オープナー実施には至っていない。
のだが、実は20年前。
まだオープナーなる言葉が存在する前にホークスはオープナーを使っていたのだ。
2000年
ON決戦で盛り上がった日本シリーズ。
巨人の開幕投手は、工藤公康・・・ではなく桑田真澄。
そして若田部か永井かと予想された
ダイエーホークスの先発は渡辺正和。
この年、先発ゼロ中継ぎ60試合に登板した勝利の方程式のなべじいが、
先発し短いイニングを抑え、二番手にもこれまた中継ぎの長富が・・・
そして3番手から先発投手が登場し、巨人相手に逃げ切り勝ち。
さらに第2戦も、開幕に続き渡辺正和が先発し巨人に2連勝したのであった。
これこれ何を書いてるの???
のツッコミ通り、これは現実ではない。
水島新司の「ドカベン」での話である。
ドカベンの中で、
ダイエーホークスは、オープナー・渡辺がはまり2連勝したが、
3戦目からは巨人打線につかまり4連敗。
結局奇襲は通じず長嶋巨人の前に屈する現実と同じ結果になってしまった。
水島漫画ではこういった奇襲や「漫画だろ!」とツッコむようなシーンはヤマほどある。
しかしそんなツッコミのひとつであることが現実になったりする。
二刀流の大谷翔平なんかもっともたる例。
高校大学と野球部に所属せず、バトミントン部だった杉浦健二郎が独立リーグ入りしたのも
昔の水島漫画っぽい話である。
20年も前に、日本シリーズという大舞台でオープナーをやってのけた水島テイストのダイエーホークス。
もうドカベンもあぶさんも連載終了してしまったが、
今のホークスを描くならどんなドラマを考えるのだろうか?
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