12球団では、もっともはやく三軍制を確立させている福岡ソフトバンクホークス。
けが人続出で二軍の試合が組めないと、スタッフが緊急登録される他チームを尻目に
二軍、三軍と連日試合が組まれ、高卒入団したての選手も
実戦で成長できる環境が、次々育成から一軍へと選手を送りだせる要因となっている。
とはいっても、育成入団選手が全員その後一軍に上がるわけではない。
千賀、甲斐、牧原と3人の一軍選手を出した2010年の育成組で言うと、
その年の育成1位の安田は4年間で支配下登録ならず戦力外通告。
2位の中原も安田同様4年で戦力外。
3位の伊藤は7シーズン目に入ったがいまだに育成契約。
6人中3人が一軍と打率的には高いが、全員が支配下登録されることはない。
育成は3年契約で、4年目からは単年契約となる。
3年目以上の育成選手にとっては、支配下を勝ち取れなければ来季以降の契約は苦しくなる。
2013年育成組を見てみると
1位石川
2位東方
3位曽根
4位張本
石川は昨年支配下登録を勝ち取り、今季一軍で活躍中。
3位の曽根は今春支配下登録され、一軍の試合にも出場した。
昨年シーズン途中支配下登録された張本は、まだ一軍実績はない。
4人のうち唯一支配下登録までたどり着いていないのが
東方伸友である。
1995年9月17日生まれの21歳。
浜田商業高校卒業後、育成2位でソフトバンクに入団。
1年目シーズンオフにトミー・ジョン手術を受け15.16年は登板機会なし。
今季は三軍で4試合に登板し4イニング2失点。
191センチの長身で速球とスライダーが武器と注目されていた右腕。
今オフの動向が注目される。
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